政治家や電力会社、マスコミに踊らされることのないように。知識を増やし、自分の頭で考えなければならないときがきました

『放射能から子どもを守る』

キラジェンヌ/580円/2011年

 

 

UAさんの特別インタビューやカヒミ・カリィさん、民さん、日登美さんなど、子どもを守るママからのメッセージ。読んでいると同じママとしてとても心強かったです。子供たちの未来を照らして行くママパワーを感じました。 放射能対策レシピも付いています。マクロビ、ローフードなどそれぞれ離乳食まで写真付きで分かりやすく紹介されています。他にも放射能について正しく知るために分かりやすく構成されています。

(チキチータ)

 

田中優氏も登場!『美味しんぼ104 食と環境問題』

原作・雁屋哲 作画・花咲アキラ/小学館/2010年

 

食ブームを巻き起こしたという、伝説のマンガを初めて読みました。しかもいきなり104巻。なぜかというと、ある人から「原発問題が取り上げられているよ」と聞いたから。私のように、過去の物語を知らなくても、興味深く読めるので安心して。

 

さて、サブタイトルが「食と環境問題」となっているこの104巻では、ダムや干潟の埋め立て問題、築地魚市場移転問題、果ては六ヶ所村の放射性廃棄物処理場の問題まで、食に直結する環境を取り上げた物語が展開します。利権絡みの無駄な公共工事のために自然が破壊され、貴重な動植物が失われていく様子などを、食材を通して実例を基に訴えていくスタイルは読み応えがあるだけでなく、初心者にもわかりやすい内容です。特に、六ヶ所村の核燃料再処理に関する回は圧巻です。核や原発に関する知識を持っていない人にもおすすめできる構成、内容になっています。物語の冒頭で、専門家が放射線と放射能とは違う物だということから説明していくように、必要な知識が巧みに導入されていてわかりやすいと思います。現在は太陽光発電(家庭用)が実用に堪える物になり、それらの設置費用に比べ再処理場の設備投資の方が高すぎるという事実、放射性廃棄物の半減期の問題、シーベルトという放射線の強さを表す単位の解説などが、登場人物によって平易に語られていきます。しかもおいしい食べ物とそれらを絶妙に絡ませるため、読者は難しい問題も素直に受け止めることができるのだと思います。安全で、おいしい物を食べられなくなるという視点は問題の理解に絶大な効力がありますから。

 

この回の内容を要約すると、 「再処理施設が排出する放射能で三陸の海産物や農産物が汚染されるかもしれない」「風評被害の恐さ」「政府や権力にすりよる学者の言うことはあてにならない」「事故が起きたら大変なことになる」「原子力発電所は数十年しか使えないが、使用済み燃料は永久的に管理が必要になる」といったことが描かれています。そして、もうこれ以上は原発は増やすべきではない、それに変わる新エネルギーの開発に力を注ぐべきという結論に至ります。(思わず拍手)。この作品、震災の前に描かれていたんだなと、ちょっと複雑な思いになりました。余談ですが、「核燃料再処理施設の何が問題なのか」を劇中で熱く語るのは、あの田中優氏です。

 

ところで、今回マンガ好きの知人に、104巻を借りようとしてわかったんですが、これまでの「美味しんぼ」ファンには、104巻はとっても不評なんだとか。難しい問題ばかりでおもしろくない、政治色の強いマンガはつまらない、いつものエンターテイメントな物語の方がおもしろい、という意見が大多数なのだとか。この巻だけしか読んでない私ですが、それは不当な評価だと思います。むしろ、マンガや小説などを含めた、日本のメディアは、今まであまりににも環境問題、政治問題などを取り上げてこなかったんだと思います。このマンガだって、食を極めれば、当然、私たちを取り巻く環境の問題に立ち入らずにはおれなかったっていうだけ。いろいろな意味で、今私たちは、日本は、「転回点」にあるんだと思います。104巻を書いた原作者も同じであったろうと推測します。生きるために、一番大切な「食」と「環境」。生命を維持するには、「食物」が絶対に必要です。そう思うからこそ、こういう物語は紡がれたのだと強く思います。こういう国民的なマンガで、そういう問題が取り上げられるのは、とっても歓迎すべきことだと思いました。多くの人に読んでもらいたいマンガです。読めば、その人なりの発見があるはずです。マンガが苦手な高齢者の方もトライしてみて。

(ヤマネコ堂)

『隠される原子力・核の真実—原子力の専門家が原発に反対するわけ』

小出 裕章/創史社/2010年

 

原子力発電の危険性と代替案を分かりやすく科学的に説明した本。著者は京都大学原子炉施設で放射線計測の研究に従事し、早くから原子力発電の危険性を指摘してきた専門家。本書では、私たちが知らなくてはならない事実が短い章に分けられ、簡潔明瞭に書かれています。1章ごとに文献もついているのでより深い理解の助けに。決して扇情的でなく、淡々と科学的な根拠を示しながら原子力発電について解説している本なので、「原発は必要悪だ」とか、「脱原発派はエキセントリックだ」と思ってる人にも、ぜひ読んでほしいと思います。「なぜ電気を使う都会に原子力発電所を建てないのか?(……その答えはとても単純。原子力発電所は都会では引き受けられない、とても危険なものだから)」に始まり、「 被曝の影響と恐ろしさ」、「原子力発電自体の危険さ」、「温暖化と二酸化炭素の因果関係」といった観点から、放射能を専門に研究する著者が原子力に反対し続ける理由を明らかにしていきます。著者は、何よりも先に、核・原子力の廃絶を訴えます。そして、私たちは省エネ社会を目指すべきだと、そのためにはライフスタイルを変えるべきだと主張します。

(ヤマネコ堂)

『原発事故…その時、あなたは』

瀬尾 健/風媒社/1995年

 

小出氏の同僚だった瀬尾さんの本。スリーマイルとチェルノブイリの二大事故の検証、原子炉事故が起こったとき一般住民の取るべき行動(防護、避難)、放射線と原子炉の解説(この部分は非常にわかりやすい)、放射線の健康被害などが書かれています。上記の小出さんによる本書の後書きを以下に引用します。「これまで国や電力会社は、原発に関する知識を故意に隠してきたし、大災害になった場合、どのように自らの身を守るかについても知識は与えられてこなかった。避難訓練などすれば、原発に対する国民の不信を呼び起こすだけだというのが国と電力会社の姿勢だ。残念ながら私たちは自身で身を守る以外にない。本書は、そのための基礎知識、予想される大事故の具体的な姿、そして具体的な身の守り方、日本各地の原発について災害の及ぶ範囲などを、懇切丁寧に書き起こしたものである。」

(ヤマネコ堂)

 

『原発と地震—柏崎刈羽「震度7」の警告』

新潟日報社 特別取材班/講談社

 

2007年7月16日、中越沖地震によって東京電力柏崎刈羽原発の原子炉がすべて停止しました。設計時の想定を大幅に上回る激しい揺れに襲われ、広範囲な被害やトラブルが続発、「原発の安全神話」が大きく揺らぎました。世界最大の原発集積地で起きた非常事態を深く検証し、断層が走る地震国・日本の「原発」を考えるルポルタージュ。地元を欺いて、誰のための原発なのか!?  謎に包まれた原発の実態、政官財の癒着を暴いて2008年度新聞協会賞を受賞したスクープ報道です。 一番驚かされたのは、第3章「封印された活断層」。柏崎刈羽原発の周辺海域にいくつもの「活断層」が眠っていた事実を把握しながら、東電は公表もせず、報告を受けた国も黙認をしていたのです。 続く第4章「なぜ未開の砂丘地に」では、原発建設地誘致活動に大物政治家が絡んでいる件が追究されます。また、東電と国の癒着ぶりや、柏崎刈羽原発が東電にとっては「ドル箱」であり、その再開のための「巨額の寄付」を自治体に対して行ったことも明らかに。原発が「国策」であるために建設反対派の意見は無視され、事実上、却下されてきました。中越沖地震により明らかになった、国(経済産業省、原子力安全保安院)と東京電力の「なれ合いの実態」を知ると、一国民として、怒りと悲しみで胸がいっぱいになります。

(ヤマネコ堂)

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ママ原でもお馴染み、フォトグラファー・亀山ののこさんの、

新しい写真集 『9』

 

ぜひご覧ください!

 

みどりのカフェ

毎週木曜日 18:00~20:00 

  

ナチュ村・天神イムズ6Fにて 

みどりのカフェ・FB こちらから^^

 

お天気の話をするように、もっと政治の話をしよう!

10代、20代でつくるSAY-Peace PROJECTというNPO法人が、すばらしい冊子を作ってくれました。松井英介(岐阜環境医学研究所所長)監修。若者たち、本当にありがとう! ダウンロードはこちらから。

子どもはみんな、「原発はつくらないで」という、天使たちからの手紙を預かっているんだよ。30年前につくられた原発絵本。PCの方はこちら。携帯の方はこちらからどうぞ。

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